昨年6月に着工した埼玉トヨタ本庄早稲田店が竣工いたしました！

ショールーム、自動車修理工場から成る約2,100㎡の施設です。

コンセプトは"Timeless"－時を超えても色褪せず、成熟していく建築－を目指しました。

本庄早稲田は、土器や遺跡が発掘される歴史・文化エリアであると同時に、

早稲田大学の本庄キャンパスをはじめとする先進的な施設誘致や、

電柱の地下化等が促進されている未来志向のエリアでもあります。

歴史と未来の２つの要素を併せ持った立地特性から、“時"というコンセプトを想起し、空間化しました。

さらに、敷地北側に悠然と構える赤城山の美しい稜線をデザインに取り入れ、

この建築を特徴づける片流れの大屋根や、インテリアの山型天井が、この場所ならではの大らかな雰囲気を体現しています。

今回、"時"のコンセプトに基づき、一日の時間の流れが空間の照明色温度のうつろいによって表現されるよう、

照明デザインにおいても新しい挑戦を行っています。

新幹線の本庄早稲田駅至近であり、交差点に面するひらけた敷地であることから、

遠方・四方からも認知されやすく、まちの誇りになるような建築を目指しました。

※㈱アルク設計事務所と協働

ABC商会さんのHP・カタログの施工事例に、埼玉トヨタ熊谷南店を掲載いただきました！

宇那木もコンセプトを寄稿しております。ぜひご高覧ください。

埼玉トヨタ 熊谷南店 / 施工事例 | ABC商会 (abc-t.co.jp)

↓施工中の現場写真です

外縁部まで広がるタイルが親しみやすさと高級感ある空間を演出

本施設は、“日本一暑い”熊谷の風土に呼応した段庇と木調ルーバーが外観を特長づける県内最大級の大型店です。コンセプトは“CAR PARK”－公園のような親しみやすさと、ショールームとしての特別感の両立を目指しました。
そのためショールームデザインにあたり、石や木、土といった自然風素材をベースとしたニュアンスカラーの包み込まれるような一体感にこだわり、床に大判の「レグラーノチェネーレ」を採用しました。同系色の天然石が配されたテラゾー調の風合いは、単調になりがちな床の広い空間に、控えめながらも豊かな表情を創出すると共に、セミポリッシュの繊細な艶感が、展示車を引き立て上品な高級感をもたらします。建物外縁部へとのびやかに連続した「レグラーノ」が、今日も訪れる人をあたたかく迎え入れることを願っております。

【掲載】埼玉トヨタ 熊谷南店 _ 施工事例 _ ABC商会.pdf (1.05MB)