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2021/10/14 21:00

☆受賞情報(JID AWARD 2021) -MINAMO shade-

某企業VIP宿泊施設にて製作したアクリルシェード"MINAMO shade”が、

JID AWARD 2021のネクストエイジ部門において『部門賞+有井淳正賞』を受賞いたしました!↓↓↓

JID AWARD 2021 (jid-award.com)

 

MINAMO shade+.png

MINAMO shade 

 MINAMO shadeは、特別なダイニングシーンのためのアートワークである。人工光/自然光を受けて、両者のいずれとも異なる新しい質感の光をもたらす。

 水面(みなも)を“透過”し、静けさの中にぼんやりとした明るさをもたらす光。水面に“反射”し絶えずちらちらと揺れ動く光。水面を手掛かりに、2つの要素を併せ持つ光の空間演出を目指した。

 MINAMO shadeのフォルムは方向性を持たない円形とし、試作品を用いて4種類のサイズと吊り高を決定した。周囲のライトとの位置関係を検証し、テーブル面にほぼ均一な照度を確保すること、また座った人物の顔に不穏な影を出さないことに配慮した。

 素材は、透明感があり軽量で加工性に優れることから、やや水色がかったアクリル板を選択し、くっきりとした輪郭を出しながら軽やかさを持たせるため、厚さ8mmとした。

 透過光については、MINAMO shadeに照射された光をやわらかく拡散させるため、光を受ける水平面に、濃淡とゆらぎのある木目調の半透明フィルムを貼っている。

 反射光については、硬質な煌めきを放つよう上面または下面のエッジにテーパーをとり、その部分を磨き仕上としている。テーパーは、波紋の残像を想起させるような動きのあるデザインとした。

 さらに水面の光の動きを追求し、MINAMO shadeがゆったりと微かに揺れるよう、0.8mmのワイヤー3本を上部で1本に束ねて吊っている。水平部を3点で支持することによって、テーパー部がバランスをとろうとして微かに回転を伴った揺れを生じる。

 静と動、透過と反射、やわらかさと硬さ—MINAMO shadeによって、それらは微妙なバランスを保ちながら共存し、人工とも自然ともつかぬ不思議な光の空間を創出している。